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二年ぶりの邂逅

一昨日は両国国技館に行ってきた。それはダライ・ラマ法王講演会に参加するためである。二年ぶりにダライ・ラマ法王にお会いすることを、私はとても楽しみにしていた。公演を聴きたいのは無論だが、それよりもダライ・ラマ法王と同じ空間にいたいという気持ちが強かった。

会場では何人か知り合いに会うだろうと予想していたが、やはり見知った顔がちらほらとあった。実際に会って言葉を交わした人もいれば、顔を確認しただけの人もいた。

公演が始まるまで空席も目立っていたが、最終的にはほぼ満席となった。4500人ほどが参加したようである。平日の日中ということを考えると、驚くべきことである。ダライ・ラマ法王個人の人気は、日本でも相変わらず大きい。

講演が始まる前、用意されていた豪華な椅子が端のほうに寄せられ、かわりに質素な椅子が設置された。おそらく法王自身が指示したのであろう。豪華な椅子に座っていただきたいと思う人もいるだろうが、私はあくまでも質素でいるという法王の姿勢に、改めて好感を抱いた。

ダライ・ラマ法王が壇上に上がられると、私の胸にこみあげてくるものがあった。二年前はもっと強烈な感覚が生じたのだが、今回はそういった感じではなかったが、やはり広がりと深みを感じさせた。これだけでも私はやはり来てよかったと思った。というよりも今回参加することは、私にとって必然であったように思う。

講演を始める前に、法王はかけられていた仏画に向かって礼拝されていた。あくまでも一修行者であるという姿勢を貫かれていた。そして、最初の一言で、私は特別な存在ではなく、特別な力もないことを強調されていた。世の中には宗教や精神的な指導者で、己を誇示する人も多い。そういう人たちは、確かに何らかのものをもっているが、人間としての器が小さいものである。法王はそういったことはない。実際には何らかの力をゆうしているとも思うが、法王にとってはそういったことはどうでもよいことである。知恵と慈悲こそがもっとも重要なことなのである。そのことは、言葉だけでなく、法王の行為をも見ていると、そのことを実践されているのがよくわかる。

講演自体は、ダライ・ラマ法王の書籍などを読んでいれば、特に目新しいものでもなかったが、熱意を込めて、時にユーモアも交えて語っていた。きっと多くの人々の心を打ったことであろう。

最後に質疑応答となり、大勢の人が並んでいたが、時間の関係で3~4名ほどで終わってしまった。今回は二年前と違い、きちんとした質問が多かったので、質問できなかった人たちは気の毒に思えた。

そんな中で、質問を待っている列の先頭に、坊主頭の体格のいい男性がいた。私はその後姿を見て、ある人物を思い描いた。「ひょっとしたら?」という思いが生じたが、その人物が名前を名乗ったとき、私の予感が正しかったことを確信した。

その男性は石井です、と名乗った。その時会場の一部からどよめきがあがり、通訳の方が紹介すると、全体からどよめきと拍手がおこった。今世間で話題となっている。柔道五輪金メダリストで、総合格闘技に転向する石井慧であった。

彼の質問は報道でも出ていたが、今後長いものに巻かれたほうがいいか、自分で決めたほうがいいかというものであり、法王は仏教的見地からいうなら、自分で物事を決めなさいと回答した。ありふれた質問といえばそうであるが、石井も今悩んでいるのだろう。そのことが声の調子からも感じられ、法王も誠実に答えていたように思う。これで彼が周りの雑音に惑わされることなく、自分の信念を貫いてほしいと思った。

質疑応答も終わり、法王が退場して行った。私は法王に心の中で感謝していた。またお会いすることができればと思った。法王が去ってからは、今までのことが幻であったかのように感じた。

まだまだ法王はお元気そうであるが、胆石の手術を受けたばかりでもあり、いつまで健康でいられるかわからない。来年もまた来日されていただけることを祈るばかりである。
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唯我独存

Author:唯我独存
ヨーガ・瞑想暦20年ほど。レイキマスター。日々この瞬間を大切にすることをモットーとする。気付き、寛ぎ、ハートの三つから、今ここにあることを体得し、それを伝えていこうとしている。

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