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籠から飛び立つカナリア

もう一、二か月前のことだが、映画「カナリア」を見た。無差別テロを起こした教団をモデルにしているのは明らかで、それなりに取材をしていたと思われた。ヒロインがまだ10代のころの谷村美月で、なかなか初々しかった。谷村美月ファンは見ておいた方がいいだろう。


それはともかく、映画の中で主人公とその母親の対話があり、それが印象に残った。主人公の一家は家族で出家をし、母親は幹部にまでなった。主人公の少年は、最初は反発しながらも、徐々に教団に染まっていく。しかし、やはり親子の情はそう簡単に切れるものではない。


ある日主人公が罰を受け、独房に閉じ込められる。そこに今や教団の幹部となった母親が独房のすぐ近くまでやってきて、息子に語りかける。それは私もつらいけど、一生懸命修行していればそのうち楽になり、全てうまくいく。だから頑張って修行してほしい、といったことだった。私はそれを聞いて、典型的カルト的思考であると思った。


カルトでは自分は穢れており、それを自分自身が修行をしていき浄化していく、そしてそれだけでは駄目で、教祖やグルの力によって救われていく。未来に解脱や悟り、救いというものがある、このように説かれ、信者はその見解に染まっていく。しかし、目覚めは未来に起こるものではなく、今ここで起こるものであり、他者の力によって未来に救われるのでもなく、本当は今この瞬間に救われている。しかし、カルト的思考にはまると、そこからどんどん遠ざかってしまう。


かつては私も完全にカルト的思考にはまっており、映画の中の登場人物たちと同じ思考パターンだった。しかしそのループから離れることで、非常に楽になった。私たちは己をわざわざ縛り付けて苦しむ必要はないのである。


映画「カナリア」はエンターテイメント映画ではないが、なかなか興味深い作品であり、宗教的なこと、精神的なことに関心のある人は見て損はないと思う。



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石田法嗣、谷村美月 他

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まとめtyaiました【籠から飛び立つカナリア】

もう一、二か月前のことだが、映画「カナリア」を見た。無差別テロを起こした教団をモデルにしているのは明らかで、それなりに取材をしていたと思われた。ヒロインがまだ10代のころの谷村美月で、なかなか初々しかった。谷村美月ファンは見ておいた方がいいだろう。それは...

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唯我独存

Author:唯我独存
ヨーガ・瞑想暦20年ほど。レイキマスター。日々この瞬間を大切にすることをモットーとする。気付き、寛ぎ、ハートの三つから、今ここにあることを体得し、それを伝えていこうとしている。

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