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ライ麦畑のつかまえ役

「僕にはね、広いライ麦の畑やなんかがあってさ、そこで小さな子供たちが、みんなでなんかのゲームをしてるとこが目に見えるんだよ。何千っていう子供たちがいるんだ。そしてあたりには誰もいない。誰もって大人はだよ。僕のほかにはね。で、僕は危ない崖のふちに立ってるんだ。僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、その子をつかまえることなんだ。つまり、子供たちは走ってるときにはどこを通ってるかなんて見やしないだろう。そんなときに僕は、どっからか、さっととび出して行って、その子をつかまえてやらなきゃならないんだ。一日じゅう、それだけをやっていればいいんだな。ライ麦畑のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。馬鹿げていることは知ってるよ。でも、ほんとになりたいものといったら、それしかないね。馬鹿げていることは知ってるけどさ」

「ライ麦畑でつかまえて」 JDサリンジャー作から


僕は何度も読み直した小説はいくつかあるけど、その中でも「ライ麦畑でつかまえて」は一番読み直した小説じゃないかな。何しろ高校一年の時初めて読んで、その時の自分の心情とマッチしてたのもあるけど、頭をハンマーでぶん殴られて、脳みそがぐちゃぐちゃになるのではないかというほどの衝撃を受けたんだな。それから何度と読み直しているけど、読み直すたびに何らかのインパクトを与えてくれる。こんな小説はそんなにあるもんじゃないよ。もちろんこの小説が気にいらない人もいるだろう。それはそれでいいんだよ。ただ僕にとっては本当に刺激的で魂を揺さぶられるような感じがするんだな。そんな体験は早々できるものじゃないよね。


多くの大人たちが、子供たちが走り回っていたら、あわてて注意しちゃうんじゃないかな?ついつい干渉してしまいたくなるんだな。でもそれでは子供たちの本当に良い要素が発揮されなくなってしまう。それは子供だけではなく、大人もそうかもしれないね。だから普段は黙って見ていて、本当に危ない状況になったら、さっと飛び出して行って、崖から落ちないように捕まえる。そうすることがお互いにとって良いことなんじゃないかな。僕もライ麦畑のつかまえ役になりたいね。それは一般常識からすると馬鹿げているかもしれない。でも僕はちっとも馬鹿げたこととは思えないんだな。むしろそれを馬鹿げたこととする方こそおかしいんじゃないかと思うよ。

こんなことを書いていたら、なんだかまた「ライ麦畑でつかえて」を読みたくなっちゃったな。これを読んでいると、僕は無垢なる魂に触れられるような気がするんだな。今の世の中では無垢なる魂が生きにくい状況だと思う。でもそれで世の中がどんどん妙な状況になっているよね。もっと純粋無垢なものが顧みられる状況になってほしいもんだよ。今すぐは難しいかもしれないね。でもそうなっていかないとこの世は益々混迷の極みとなるんだろうなあ。
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唯我独存

Author:唯我独存
ヨーガ・瞑想暦20年ほど。レイキマスター。日々この瞬間を大切にすることをモットーとする。気付き、寛ぎ、ハートの三つから、今ここにあることを体得し、それを伝えていこうとしている。

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