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一人の覚醒者より多くの目覚める人

これまで人類は、偉大なる覚醒者を生み出してきた。有名なところでは釈迦やキリスト。20世紀にもラマナ・マハルシなど何人もの覚醒者が存在しており、現代にもそういう人たちはいるのだろう。

精神的なことに関心がある人たちや、瞑想などを実践している人たちなどは、そういった偉大なる覚醒者と言われる人たちに頼り、依存をしてきたように思える。それはそれでいいのだろう。しかし、もはやそれだけでいいのかと個人的には思ってしまうのだな。

今までの時代は、一人のカリスマ的な覚醒者に多くの人々がつき従う、という図式があったろう。だけどもはやそれだけでどうにかなるとは思えないし、時代は変化していくものだから、偉大なる覚醒者に大勢が従っていく、という構図はどんどん崩壊していっているように私は感じてしまう。

ではどうするか、どうなっていくのかというと、個人的な見解になってしまうが、ただ誰かに依存したり頼るのではなく、一人一人が目覚めていくという時代が訪れてくる気がするし、もはやそうならないとどうにもならない事態となっているような気がしてならないのだな。

個々の力は微々たるものでも、大勢が目覚めてくればその力は決して小さなものではない。大覚醒に至る人は少ないかもしれないけど、少しでも目覚める人が多くなってきたら、状況は大きく違ってくるのではないかな。

偉大なる覚醒をした人についていくことはもちろん悪いこととは思えないけど、ただ依存するだけでは自分自身が目覚めることを邪魔する側面もあるような気もするのだ。依存が強すぎると、せっかくの目覚めの機会が訪れても、自分自身でそれを封じてしまうこともある。ただ人に頼ったり依存するだけでなく、自分自身で気づいていき、目覚めていくことがとても大切だけど、それをしないでいる人がとても多いのではないかと感じてしまうのだな。

少しずつではあるけど、目覚めつつある人も出てきているように思うし、時代の変化というものもある。今は世界的に悲惨な状況にも見えるが、今までたまりにたまった膿を出している時期であるとも見える。ただこれからはアセンションして、明るい未来が待っていると安易に思い込むのも危険ではある。膿を出している時期こそ、気づきをしっかり保っていないといけないし、そうしないと出て行く膿に巻き込まれかねない。周りに依存しすぎることなく、自分をしっかりと保ち、気付きを深めて、一人でも多くの人が目覚めていく時代になってほしいな。
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唯我独存

Author:唯我独存
ヨーガ・瞑想暦20年ほど。レイキマスター。日々この瞬間を大切にすることをモットーとする。気付き、寛ぎ、ハートの三つから、今ここにあることを体得し、それを伝えていこうとしている。

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