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恩寵の扉が開くまで Part2 2、ハワイリトリート (2)透明な私の目覚め

リトリートが始まって最初の数日は、否定的な思考や感情、疑いなどが際限なく噴出しとても苦しかった。


自分だけリトリートのプロセスから大きくずれている感じで、深い瞑想状態に入ることもなく魂に触れる様な体験も全く起こらない。





ところが3日目の休憩時間に、何の前触れもなくこれまで当たり前に認識していた「私」という感覚が大きく揺らいだ。

「私=キヨタカ」という同一性が、別のものにシフトしてしまった。


マインドは相変わらずネガティブな思考でグルグルしていたが、突然それは私ではなく、あたかも他人事の様に感じ始めたのである。


ただ宇宙全体に広がっている広大なスペースがあり、その中に別人の小さなキヨタカというキャラクターが右往左往しているに過ぎない。

そのキヨタカを認識しているこの広がっているスペースこそが本当の私であり、それはキヨタカではなく「透明な私(Transparent Me)」としか表現のしようがないものだった。


似たような体験は以前にも何度かあったが、これ程までに明確なシフトは初めての体験であり大きな衝撃であった。

しかし、その衝撃ですら透明な広がりの中に優しく包み込まれていて、非常に静かで落ち着いている不思議な感覚が続いた。





もし何の準備もなくこの体験をしたら、これまでのキヨタカとの同一性を失ったマインドが混乱して狂気に陥ったかも知れない。

しかしリトリート全体の雰囲気がこの大きなシフトをサポートしているので、もちろんその心配は全くなかった。

この体験が起こった後は、リトリートが終了するまで私という同一性が従来のキヨタカへ戻ったり、また透明な私へ広がったりし続けた。





リトリート終了後、フーマンと個人的に会う機会があった。

そこで私に起こった体験を話したところ、フーマンはとても喜び祝福をしてくれた。


このリトリート中は、参加者が魂としての自己にシフトする事に全エネルギーを注いだという。

フーマンは両手を左右に広げ、私に起こっている状況を説明してくれた。





「あなたは今、私という同一性が「キヨタカ」と「透明な私」

 との間で揺れ動いていて、ちょうどこんな風に

 左右にふらつくヤジロベーの状態だ。

 ハートの奥深くにある魂が、いま目覚めようとしている。

 しかしマインドは、今までの自分でいようとする。

 この状態の時は「キヨタカ」に、つまり「する事」や

 「マインド」にエネルギーを注いではいけない。

 なるべくシンプルな生活を心がけ、

 必要最低限の事だけを行いなさい。」




そして、毎月一回だけ少人数のリトリートをする事、それ以外は何もしないでいる事をサジェスチョンされたのである。
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唯我独存

Author:唯我独存
ヨーガ・瞑想暦20年ほど。レイキマスター。日々この瞬間を大切にすることをモットーとする。気付き、寛ぎ、ハートの三つから、今ここにあることを体得し、それを伝えていこうとしている。

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