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ほんとうにあるのか?

「例えば、六は四より大きいが、十二よりは小さいから、六は同時に大きくまた小さい。そしてこれが矛盾だという。またソクラテスは、まだ成長し切っていない青年であるテアイテトスよりも、今は背が高いけれども、数年の後にはソクラテスは、テアイテトスより背が低くなるであろう。したがってソクラテスは背が高くあるとともに低いのだという」


B・ラッセル、市井三郎訳 「西洋哲学史」1 一五六ページ


象は大きい、というのは当たり前のことのように私たちは感じていますが、象も鯨と比べれば小さなものです。10階建てのビルは高いと感じますが、超高層ビルと比較すると、物の数ではありません。このように大きい小さい、高い低い、といったものも絶対的なものではなく、相対的なものです。これはこうなのだ、という実体のあるものではありません。

ここに述べたのは西洋哲学のものですが、こういった考え方は、ナーガルジュナに代表される、中観派に特徴的なものでしょう。物事の実体視をとことんナーガルジュナは否定し尽くしました。これはそこまでやらなくてもいいのではないか?というくらい否定しまくっています。それくらいやらないと、私たちはこれはこうなのだ、という思い込みが激しいので、そこから脱却することもできないのかもしれません。

ナーガルジュナのように徹底することは大変であっても、私たちはこれはこうなのだ、というとらわれから、少しでも抜け出していくようにしていくことが大切なのではと思います。
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唯我独存

Author:唯我独存
ヨーガ・瞑想暦20年ほど。レイキマスター。日々この瞬間を大切にすることをモットーとする。気付き、寛ぎ、ハートの三つから、今ここにあることを体得し、それを伝えていこうとしている。

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