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弁明もせずとらわれず

江戸時代の名僧白隠に、次のようなエピソードがあります。
 
 白隠が沼津の松蔭寺に住んでいたころ、ある檀家の娘が妊娠するという事件が起きました。父から、だれの子かと厳しく問いつめられ、答えに困った娘は、日ごろから父が白隠を崇拝していることを思い出して、「白隠さんの子どもです」と、ウソを言ってしまいました。腹を立てた父は、やがて月満ちて生まれた赤ちゃんを抱いて白隠を訪れ、
「人の娘に子どもを生ませるとは、お前はとんでもない坊さんだ。さあ、この子を引き取れ」
と、白隠に子どもを押し付けて帰ってしまいました。
 
 白隠は、その後、人々にののしられながら、もらい乳に歩いたりして赤ん坊を育てました。ある雪の日、いつものように赤ん坊を抱いて托鉢に歩く白隠の後ろ姿を見た娘は、ついに耐えきれなくなり、ワッと泣き出して、父に本当のことを打ち明けました。

 びっくりした父は、白隠のところへ行き、平謝りに謝りました。白隠は、「ああ、そうか。この子にも父があったか」
と言って子どもを返しただけで、娘や父を非難することばは一言もなかったそうです。
(直木公彦著『白隠禅師-健康法と逸話』日本教文社刊)



この話は、禅などを知っている人たちの間では、よく知られた話である。こういった濡れ衣を着せられると、普通なら怒ってしまうものであろう。しかし、白隠和尚は「ああ、そうか」の一言で済ませてしまう。これはまったくとらわれず、一切動じない心の状態であるからこそ言えることである。例え誤解されたり、頭にくるようなことがあっても、「ああそうか」の一言ですませる意識状態になれれば本当に楽になることであろう。
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唯我独存

Author:唯我独存
ヨーガ・瞑想暦20年ほど。レイキマスター。日々この瞬間を大切にすることをモットーとする。気付き、寛ぎ、ハートの三つから、今ここにあることを体得し、それを伝えていこうとしている。

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