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経験より大事なもの

 閃きと勝負ということを考えた場合、そこでは何段とか優勝やトロフィーの数という物質主義のものの見方や考え方は、まったく無意味だということがこれでおわかりいただけると思います。もちろん、長い経験ということも大事ですが、瞬間の閃き、空間の閃き、千日の閃き、これらは皆同一であり、これこそが最も大事なものです。

 閃きが出るまで四十年を越すものもありますが、それが自ずと出てくるための教え方も大事なことです。

 私の弟子で、マーチンというオランダ人の武芸者がおります。彼がある日、こんな手紙を書いてよこしました。(以下は奥さんの美絵子さんが代筆されたものです)

「平素のご無沙汰、年賀にかえてお許しください。先生、奥様、おそろいで良き新年をお迎えの事と思います。私どもも一同元気に新年を迎えました。昨年、マーチンの学校へ、タイ国の警視総監の方が見学に来られました。
 マーチンの技にびっくりされたとの事です。そして、日本で勉強した技と申しましたらまたびっくりされたとの事です。マーチンの申しますには、先生に五段の御免状をいただきますときに、先生からマーチンはもう要求に応じて新しい技を編みだすことができるよ、と言われ、その時は半信半疑でしたが、今は後輩の要求にいつも新しい技を編みだし、自分でもびっくりしているとの事です。
 初見先生はさすが立派な先生でいらっしゃると、今さらながらに感心を致しているところです。それでは、本年も御健康で御幸福で御活躍される事を祈りつつ。一九八〇年一月一日 マーチン代理 美絵子」

 このように、必要な時に必要な閃きが出るようなものが、本当の武道です。世の中を生きるのに経験を大事にしろと言われる方がおります。そういう方は、経験によって成功したり、失敗した方だと思います。千日加行して閃く閃きも、三日加行して閃くも同じであり、光陰矢の如しという人生観を持つ人は、三日閃きでもよいわけです。

いま忍者 この知的変身術 初見 良昭




経験は大切であるとよく言われる。確かにその通りであろうが、しかしその経験もきちんと生かされなければ意味がない。

いくら経験を積んだとして、それが閃きに昇華されて初めて意義のあるものとなる。無駄に経験をしてきたとしても、大きな意義のあるものではない。

確かに経験を積むことで、閃きが生じやすくなることも多いであろう。そのような形で経験を生かしていくことができればよい。しかし、経験を積まなくても、閃きが生じる場合もある。何が本当に大切なことかを、しっかりと理解することが、本来は重要なことであろう。
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唯我独存

Author:唯我独存
ヨーガ・瞑想暦20年ほど。レイキマスター。日々この瞬間を大切にすることをモットーとする。気付き、寛ぎ、ハートの三つから、今ここにあることを体得し、それを伝えていこうとしている。

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